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満天の星空の夜に

優しい夕暮れの後、闇が深まるにつれぽつんぽつんと星たちが姿を表わしてくる。
そうしているうちに、空は数え切れないほどの星でいっぱいになる。

町のどこから眺めても星たちには会えるけれど、特別に奇麗に見えるとっておきの場所を紹介します。
本当は教えたくないけど、特別に。

星には色々な名前がある。また、星に関する表現も多い。
林 完次氏の『宙(そら)ノ名前』という本をご存じの方も多いと思うが光琳社の許可を得てここにその本からの抜粋を紹介します。
星空(ほしぞら)
晴れて星が見えている空のことで、夜空に散らばっている無数の微光星を星屑といいます。
星屑は英語でスターダストです。

一番星(いちばんぼし)
夕方、一番初めに見える星のこと。
太陽、月をのぞけばマイナス四等級の金星がもっとも明るい(一等星の100倍明るい)ので、夕方西の空に見える時は必ず1番星になります。

星影(ほしかげ)
星の光り、または星明りをいいます。
空気の澄んだ山奥では、木立ちなどが黒々とシルエットになって浮かびあがるほど星の光りが強く感じられます。

煌星(きらぼし)
美しく輝く無数の星のこと

糠星(ぬかぼし)
夜空に、糠のように細かく散らばっているたくさんの小さな星のこと。

満天の星(まんてんのほし)
空一面にすきまなく光る星のことで、降るような星空のことをいいます。
植物では、ツツジかの落葉灌木を満天星(どうだん)と書きます。

星の林
星がたくさん集まっているのを、林にたとえたものです。

星の紛れ
星の光りのおぼろなことをいいます。
とくに春の宵など、切れ切れに淡い雲が流れていると、星のひかりがはっきりしません。

星のささやき
東シベリアのヤクートでは、厳冬期、氷点下50度に下がることがあります。
大気中の水分は結晶となって霧氷が発生しますが、人の吐く息さえも凍ってしまいます。そのときかすかな音がするそうです。これを星のささやきといっています。
  (光琳社出版株式会社 発行 林完次著 『宙 ノ 名前』より抜粋)
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