頻発する青少年の諸問題を憂い、「千と千尋の神隠し」や「もののけ姫」の原作・監督で有名な宮崎駿氏が、『子供たちを森に返せ』と呼びかけました。言葉や理屈、対処的な方策ではカバーできない「心」というテーマを考える時、森の中に子供たちを自由に解き放つ意義を説いたのです。私たちもまったく同感です。日本において、人と自然の共存、人と人との共存、こんなあたり前のことが重大なスローガンになっている現代は、子供にとっても大人にとっても、決して住み良い社会ではありません。愛情に包まれた幼いころはだれも無邪気で大らかな優しさも兼ね備えていました。それをいつの間に、どこに置き忘れてしまったのでしょうか。私たちは、そんな「心の原風景」に出会えるステージを提供できたなら、と考えています。そしてそれは「優しさへのリセット」になると確信しているのです。 |